本年も ASSOS PROSHOP TOKYO をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。12月29日(日)17時をもちまして、年内の営業を終了しました。
我々も無事に仕事納めを迎えることができたことにホッと一安心。これもひとえに多くの皆さまに支えていただいたお陰です。年末年始は家族とゆっくり過ごしたいと思います。
新年は1月5日(日)より営業を再開いたします。なお、1月5日と6日の二日間は、12時〜17時までの短縮営業となりますのでご注意ください。
私事ではございますが、当店定休日だった12月17日、長野県の南牧村(みなみまきむら)にある野辺山高原へ出掛けてきました。サイクリングとは関係なく、娘を連れてドライブです。
なぜこの地を訪れたかというと、今年の7月、南牧村のシンボルとして愛されてきた “山梨の木” が倒れたという話を聞いたから。樹齢250年を超えるという “山梨の木” ですが、20年ほど前から樹勢が弱くなっていたそうです。
幹が太いわけでもなく、なんとなく頼りなくも見えるのですが、 風雪に耐え、この地をずっと見守ってきた “山梨の木” を見ると、「お前さん、こんなところで一人ぼっちで寂しくないのかい?」と、思わず声を掛けたくなる不思議な木でした。
時代の流れの中で生きづらさを感じた時、 “山梨の木” と自分自身を重ね合わせた人も多いのではないでしょうか。
八ヶ岳に向かって真っ直ぐと続く農道。
かつて “山梨の木” が立っていた場所は鉄柵で囲われていました。
そこへ行けばいつでも会えると思っていたことが、自分の思い込みでしかなかったと知り、何とも言えない虚しさが込み上げてきました。余所者の私がそう感じるくらいですから、それを見て育った人にしてみたら心の拠り所を失ったような衝撃かと思います。
何も知らずに連れてこられたウチの娘ですが、この光景を見て何かを感じてくれたなら、それはそれで意味があったのかな。
取り止めのない話になってしまいましたが、何を言いたいかというと、会いたい人にはすぐに会いに行けばいいし、見たい景色があれば迷わずそこへ行けばいい、ということ。
「本能の赴くままに旅に出よ!」それが私自身の来年に向けた意気込みであり、いつか旅に出るキミへのメッセージ、ということで締めさせていただきます。
改めまして、皆様には今年も一年大変お世話になりました。
どうぞ良いお年をお迎えください。