フィット:コンフォート系
パッドの厚さ:13mm ★★★☆☆
距離の目安:50km 〜 600km
こんな方にオススメ:S11世代へ移行したエンデュランス系ビブショーツの中核モデル。2層から成るパッドのクッション性の高さはもとより、パッド位置を安定させるサスペンダー構造、夏場の涼しさを追求したファブリックを部位毎に使い分けるなど、細部まで手の込んだ作りが目立ちます。ロングライドを快適に楽しみたいサイクリストにとって、至れり尽くせりの豪華仕様と言って良いでしょう。200kmを越えるロングライドで、また、サドルの圧迫痛にお悩みの方へお勧めします。
エンデュランス系で復活、サスペンダーの rollBar 構造
S11世代になって最もインパクトの大きな変更店が、サスペンダーの背面に rollBar(ロールバー)が採用されたこと。もともとは前世代(S9世代)のレーシング系ビブショーツの為に開発された rollBar 構造。背面のビブストラップは腰から下側へ延長され、パッドの土台となるパネルと連結。左右斜め方向からテンションが働くことで、ダンシングやコーナーリングの大きなアクションに対しても、パッドが体の中心からズレるのを防ぎます。本製品に使われているハイボリュームパッドを内股に密着させる意味でも効果は絶大。今後、アソスのエンデュランス系の顔となる構造、それが rollBar です。
2層パッドから得られる、快適なクッション性 と 振動吸収効果
アソスのエンデュランス系ビブショーツを語る上で欠かせないのが、2種類のインフォームを組み合わせたハイボリュームパッド。GTS シリーズではトータル13mm厚のパッドが使われています。ベースとなる9mm厚の低反発フォームが、ライダーの骨格、サドル形状に合わせて最適な座面を形成。体重を面で支えることで、局所的な痛みの発生を抑えます。さらに、4mm厚の振動吸収フォームを重ねることで、路面から伝わる振動をカット。従来の単層パッドと比較すると、振動吸収性が20%ほど向上しました。
股間の開放感が凄い、ソフトパネルをあしらったパッド表皮
kukuPenthouse(ククペントハウス)と名付けられたパッドの構造にもご注目ください。パッド表皮の前側(股間が触れる部分)をカットして、代わりに、通気性・吸湿性に優れたソフトパネルを配置。蒸れやすい股間を常にサラッとした状態に保ちます。また、股間を圧迫することなく立体的にサポートします。
こだわり満載のサスペンダー構造
サスペンダーの前側、胸から腹部にかかるベルトは、肉抜きされた特殊なメッシュ織りを採用。フロント部分のサスペンダーバンドが格子状になることで、軽量化と涼しさアップを同時に実現。掻いた汗も素早く発散されます。また、サスペンダーとショーツ生地が接合する部分は、2重のループ状とすることでテンションとフィットの微調整を行います。サスペンダー中央付近の、一見シンプルな平紐に見えるグレーのバンドにはカーボンファイバーを混紡することで、軽量と強度アップ、防臭・防菌の効果があります。
その他、製品の特徴
・主素材 Volkano はシルクのように滑らかな肌触りと優れた耐摩耗性が特徴です。適度なコンプレッションがハムストリング群の筋収縮をサポートし、疲労軽減に効果的。UPF50+ の紫外線カット効果を有し、防臭加工が施されています。
・裾バンドには超軽量かつ通気性の高いテキスタイルを採用。内側にマイクロドットシリコンを施し、裾の位置を安定させ、雨で濡れた状態でもグリップ力を発揮します。
・パッドのフィットシステム、「ゴールデンゲート」はS11世代でも継続。パッド中央付近の両サイドを浮かせることで、ライダーの動きに追従する完璧なフィット感をもたらします。
・パッド内部のハニカム構造が通気性を高め、汗や蒸れを素早く排出します。また、パッドを貫通する通気孔から積極的に風を取り込み、股間部を常に涼しい状態に保ちます。
フィット感:レギュラーフィット(標準的なフィット感)
パッド(インパクトフォーム)の厚み:13mm厚(= 9mm + 4mm)
裾の長さ スタンダード:通常のアソスのビブショーツと同じ長さ
材質
ショーツ本体:80% ポリアミド、20% エラスタン
パッドインサート:85% ポリエステル、15%エラスタン
生産国:ルーマニア
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