暖かさ指数 ★★★☆☆
冬場でも一生懸命漕ぐサイクリストに向けた、軽やかなジャケット
「暖かさをプラスするのは容易いが、暖か過ぎるウェアを着て走り続けるのは困難である。特にハードに漕ぐライダーにとっては。」
暖か過ぎる素材やレイヤーリングの中で生まれる過剰な熱や汗は、いずれ冷えて、パフォーマンスの低下や体調の悪化に繋がってしまう。アソスの冬場のほとんど全ての製品は、このような考えの下に開発されていますが、こちらの製品 EQUIPE R HABU WINTER JACKET S11 こそ、そのことを最も体現している製品ではないでしょうか。冬場のライディングに向けて開発された EQUIPE ラインのレーシングジャケットは、過剰な暖かさではなく、冬場でもしっかり走る人に向けた軽さが際立つウィンタージャケットです。
先代の HABU JACKET から実は結構変わっています
冬用のジャケットとは思えないほどの軽さが特徴だった、先代の HABU WINTER JACKET 。こちらをベースに、素材とパターンに大幅な見直しを行い、これまで以上の軽量さと、防風性と透湿性を併せ持ち、より柔らかな素材になったことで、優しくて心地よい着心地になりました。特にスリーブ部分は素材の切り替えを廃すことで、シンプルな見た目ながら、機能性とフィットは大きく向上しています。
メインファブリックとして使用される AIR BLOCK 888 - EVO は、従来品に採用されていたアソス独自のソフトシェルをアップデートしたもの。ギザギザとした表面の模様が印象的なこの素材は、防風性と防水性に優れ、ある程度の雨や路面からの跳ね上げからも身体を護ります。また先代の生地と比べ、透湿性と伸縮性が大きく向上し、フィット感が上がっています
スリーブ部分は、外側のレイヤーに防風・透湿性に優れたウィンターフォーム。裏地にはソフトで保温性に優れたRXテキスタイルを組み合わせた、ツインデッキ(=二層)構造。背中の内側に施された、軽量で柔らかな素材 BRETH テキスタイルによる裏地は、保温力と快適性を高め、湿気や熱を積極的に放出することで、ウェア内の環境を整えます。
その他、製品の特徴
・左胸部に設けられたアクセサリーポケット。とかく装備が増える冬場のライド。インナーグローブやビーニー、ネックウォーマーなどの小物を収納しておくのに便利です。
・struzzoKragen(ストラッツォ クラーゲン)=アソス独自の、喉元から首・襟にかけての構造。この部分に硬いソフトシェル素材を当てず、軽量でソフトなRXフリース素材を使用することで、快適な首元のフィット感を実現。フィットの優しさだけでなく、首元からの排熱効果を上げ、ファスナーを下げなくてもオーバーヒートしにくいのも特徴です。
・LAW CUT処理(=切りっぱなし)がされた袖口は、冷気の侵入を防ぎつつ、グローブを組み合わせた際に段差が生じにくいのが特徴。グローブをすれば自然と「ジャケットの袖口は中、グローブは外」となり、カフ部分がもたつきません。
・3分割されたバックポケットの中央付近に2本のリフレクターを配することで、暗い時間帯の視認性向上に役立ちます。
材質 : 44% ポリアミド、35% ポリエステル、14% エラスタン、7% ポリプロピレン
生産国:チュニジア
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